国立成育医療研究センター研究所 周産期病態研究部

研究部の目標

周産期の異常は、母子双方に対する緊急かつ集学的な医療介入を必要とします。また、胎内環境が出生児の長期にわたる発育や、さらには成人後の生活習慣病等の発症リスクにも影響を及ぼす可能性が指摘されています。このように、周産期異常の病因病態解明と適切な診断治療法の開発は、成育医療上重要な課題といえますが、周産期異常の分子メカニズムは未解明な点が多く、早期の診断や根治的な治療法が確立されていない疾患が数多くあります。

当研究部は、胎児と胎児付属物(胎盤)の発生・分化異常およびそれに伴う周産期病態を、従来の分子生物学的手法に加えてゲノム・エピゲノムの観点からも解析し、ポストゲノムシークエンス時代の、新たな周産期医療に資する研究成果を目指しています。

上記目標を達成するために我々は、大きく二つのアプローチで研究に臨んでいます。第一に、実際のヒト異常妊娠症例を、特に分生物学的・遺伝学的手法で解析しています。第二に、ヒト異常妊娠症例解析から得られた知見の詳細を、培養細胞やモデル動物を用いて解析しています。これら二つの中核プロジェクトに加え、マイクロアレイ技術や大規模DNA配列解析などを積極的に応用し、先進的なヒト異常妊娠の病因病態解明、診断法開発を目指しています。

上記の解析手法や研究結果は、我々の直接の目標である周産期医療の発展のみならず、出生後の長期的な児の発育発達研究や、発生分化(がん化や再生医療)研究など、広く成育医療に応用貢献のできるものです。

ここで学びたい方、研究の問い合わせ等、ご遠慮なく御連絡下さい。

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周産期病態研究部
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